D90が観た画像  d90-15038

サブタイトル 戦後70周年記念  「もしも私に口があったなら、あなたに伝えたい」
空襲被災地 台東区浅草2−3
被災樹木 イチョウ 現在の樹齢 375年
樹高   幹回り 3.5メートル
戦災日 1945−03−10
作品のタイトル 戦後70年、生きてて良かった・・本堂裏のイチョウ
樹木は語る 徳川家光により、再度の寄進建立が行われ、本堂と仁王門が慶安2年(1649)12月23日落慶、元禄5年(1692)に京都の曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)良尚法親王ご染筆の「浅草寺」の扁額がかけられた。

と、成ると、私の誕生も、本堂裏手の「水吹きイチョウ」としての役目を仰せつかっての事だろう。
300年もの間、本堂も仁王門も、五重塔も焼け落ちなかったのだ。
・・・が、3月10日の空襲で本堂や私達にも焼夷弾が直撃して、焼け野原となり、私達も消火の役目を果たせぬまま、本堂が崩れ落ちるのを見守るだけだった。
その後、本堂は昭和33年(1958)に再建された。
無用の長物となった私達は伐採されることも無く、今日まで生きてこられた。
戦後70年、過ぎてしまえば短いものだが、東京の名所として、外国人からも親しまれる観光地になるまでの道のりは長かった。
道案内    本堂裏の境内に「水吹きイチョウ」の大木が2本有り、50メートルほど離れた所に被爆した若いイチョウが有ります。
撮影日 2015−2−6