伊豆箱根鉄道の「伊豆長岡駅」から徒歩10分ほどで、「ホテルサンバレー富士見」のロビーを特設会場とした『まゆ玉の里』のイベントが有ります。 「ホテルサンバレー富士見」のロビーには、市民から提供を受けたひな人形と、「ビッグひな祭り」を開く徳島県阿波勝浦から借りた合計430体のひな人形を展示した豪華な段飾りが有ります。
と、同時開催の『まゆ玉飾り』が宿泊者や雛めぐりの来場者の目を引いていました。
------------ 配布されたチラシに「まゆ玉の由来」 --------
昔、伊豆長岡温泉でも養蚕が盛んに行われていました。
まゆ玉飾りはもともと蚕がより多くの繭を作ってくれるようにと、いわば豊年を祈るための飾り物でした。
しかし、昭和33年の狩野川台風以後次第に養蚕は衰退し、現在はほとんど行っている人はいなくなり、まゆ玉飾りも見なくなりました。
時は過ぎ、観光地として伊豆長岡温泉では住民が自ら観光客の皆様におもてなしの心を伝えるためにまゆ玉飾りを復活させようということになりました。
旅館の女将さんや伝統を守る芸妓さんたちの着物を使い、まちの女性たちがひとつひとつ心をこめて作り上げた艶やかなまゆ玉飾りを展示し、お客様をお迎えします。 |