D90が観た画像  d90-15051

撮影地 埼玉県さいたま市岩槻の東久にて
撮影日時 2015−2−21
作品のタイトル 人形は顔が命・・岩槻・東久にて
作品の概要 本日(2月21日)から「人形のまち岩槻」で『まちかど雛めぐり』がスタートした。
自称「お雛さまリポーター」である事から「岩槻人形」を観ずしてお雛さまを語るべからず・・・と、早速、飛んで行きました。

今年のテーマに「木目込み雛人形」を掲げています。
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「東久」の堀田さん(岩槻には岩槻江戸木目込人形伝統工芸士が20名のうち、女性は2名)に製造工程をレクチャーして頂きました。
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(1) 木彫の要領で、「人形の原型」を作り、型枠(かま)を作る。
(2) 桐塑をかまにつめてボディを作ります。
(3) よく乾燥させた後に補修して木地をこしらえます。
(4) ボディに胡粉を塗ります。
(5) 布を木目込んでいくための溝を作ります。
(6) 溝に糊をいれ、布を木目込みます。
(7) 人形の顔を書きます。
(8) ボディに頭や手をつけ、全体を整えます。
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ところで、『雛人形の頭』には2種類(桐塑頭と焼頭)有ります。
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桐塑頭は胡粉を作りかえ、地塗り、中塗り、上塗りを何回も行い、途中、眼切りや胡粉による置き上げなど、多くの工程を経ます。

古くから伝わる、もうひとつの手法・素材として、焼頭(やきがしら)つまり土を焼いたものがあります。
焼き上げてから、紙やすりをかけ、やはり何度も胡粉がけをします。
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最後に、工房にて、細い筆を持ち、目入れの工程を再現して頂きました。

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