「裏小路公園」前の「日勝屋竹内酒店」の若旦那に声を掛けられた。
公園のモニメントの人形を作った人を紹介するよと、・・・・・
「すぐ側だから・・・、江戸小路に入り、3軒目だよ・・・」。「靖月」又は、「石川潤平工房」・・・、初代は9年ほど前に他界しており、現在は二代目と三代目と二代目の弟さんの3人で工房を営んでいるとか。
3人とも不在で、奥さんに対応して頂き、初代の遺作を飾っている部屋にお邪魔した。
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お鏡餅を観ていて、閃いたとか・・・・・。
上部から見ると、餅の丸さが感じられます。
「丸さ」は、角が無く、夫婦円満に結びつく。
正面から見ると、重ね餅とミカンが乗っている感じです。
女雛の膝は桃に、着物の袖は桃の葉に見立てているそうです。
そして、女雛の顔を見ながら目線を下げて行くと、『頬の膨らみ・唇の形・うつむきの目線』が、一瞬、微笑を演出しています。
着物の上に「描かれた花」・・・盛り上らせる為に、ニカワを塗り重ね、金粉や銀粉を塗して描いたとか。
男雛の顔をドアップにしたのは、髪の毛のはえぎわの太さを表現するにの筆の重ね塗(3本線)をし、尚且つ、髪の毛の先端に濃淡を付けているとか。
女雛の髪の毛・・・特殊な手法で作っているとか・・・指で鷲づかみに摘んでみたらフワフワしていました。
・・・色々と、ポイントを教えて頂いたが、写真撮影に熱中し、聞き漏らした部分が多いと反省、と、同時に、二代目石川潤平、三代目石川潤平の作風も独自性が感じられました。・・・ |