D90が観た画像  d90-15086

撮影地 神奈川県小田原市扇町5−1−28 五百羅漢寺
撮影日時 2015−2−22
作品のタイトル 本堂に無言の羅漢像526体
作品の概要 天桂山玉宝寺は、通称「五百らかん」と呼ばれていますが、これは五百羅漢及び十六羅漢などを安置しているからです。

この羅漢像は、享保15年(1730)に村内の添田氏が出家し、智鉄と号して広く篤信者から浄財の寄進を求め、五百羅漢像の造立を発願したことに始まります。
そして、7年間に170体を造立しましたが、志を果たせず病没した。
そこで、智鉄の弟が出家し、真澄と号し、兄の意思を継いで、28年間の歳月をかけて、宝暦7年(1757)に五百羅漢像を完成し、寺に安置する。
その後、五百羅漢像は嘉永、安政の大地震で損失し、万延年間(1860〜1861)に補足、補修が行われて、現在に至っております。
木造で、立像は36〜60cm、坐像は24cmの羅漢像526体が、本堂内に所狭しと並列する様は、誠に壮観で、全国的に見ても珍しいものです。