観桜会のさくらステージでは、上越警察署のコメディアンによる防犯や交通安全を呼びかける「安全安心フェア」が始まり、その後、ステージ前の楽器で数曲の演奏が披露された。
正直な所、音程の外れたラッパも有り、淡々と演奏は流れて行き、次の工程へと移って行った。続いて、歩行者天国では、パトカーと白バイに先導され、交通安全を呼びかける横断幕とともに「マーチングバンド・ジェネシス」が登場した。
私のカメラは、パレード終点にいる。
一通り、演奏は終わり、楽団は退場を始める。
私の隣りで、２人の女性が「アンコール！ アンコール！」と、わめき出し、その叫び声に呼応して、観衆からのアンコール合唱に火がついた。
呼び戻された形のジェネシスの楽団メンバーが、再び、沿道の観客からの熱烈な声援に応えるかのように、乗りに乗った動きと笑顔で弾けていた。
最後の記念撮影では、県内マーチングの実力校、県立高田北城高校吹奏楽部の女生徒たちも飛び入りで参加して来た。
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なお、写真撮影には肖像権問題が絡むが、今回は、楽団のサブリーダーとアンコールの功労者と女子高生には、私の名刺を渡し、チャラとした。
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ところで、上越市の「防犯や交通安全」に縁もゆかりも無い埼玉県の楽団が？ ・・・・ こんな事が切っ掛けだとか。
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遡ること約半年前、東京都内でのパレード全国大会で「全国大会編成別最優秀賞」を２年連続で受賞したのを、見ていた上越市内在住の佐藤信廣さん（６６）が、地元の子どもたちにもこのバンドの演奏を見せてあげたい。
このバンドは何という名前のバンドなんだ？ 名前すらわからない状態から、名前を知り、ホームページを見つけ、スタッフの下へ連絡をした。
その後も、ゼロの状態からこの観桜会の主催者や市役所等に掛け合った。
その甲斐も有り、上越警察署の協力の下、快晴で満開の桜並木でのマーチングが挙行されたのだ。
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撮影していた私も興奮したけれど、観衆もバンドのメンバーも大興奮。
その結果は、メンバーの書いたブログや、地元新聞でも大々的に報じていました。 |
