作品の概要 |
高田公園の桜の木は、旧陸軍第十三師団の入城を記念して明治42年(1909)に、在郷軍人会によって2200本の桜が植えられたのが始まり。
よって、樹齢100年を超えています。
特に、お堀端の道路脇の桜並木は、栄養分も悪く、樹木の傷みも激しいものが多いです。
俗に言う「根性ざくら」も数十本見受けられます。特に、内堀の側で見た桜の木は、根元から高さ3メートル程、厚さ5センチ程の幹の皮だけで直立して、その肩越しに、太い枝を伸ばして、他の桜の木に負けじと満開の花を咲かせていました。
過去10年ほど、毎年数万本の桜の木を観賞していますが、これ程の「根性ざくら」は見た事が有りません。
樹高6メートル、枝張り5メートルの稀にも見た桜の木に、「まれザクラ」と私は命名しました。 |