D90が観た画像  d90-15112

撮影地 新潟県上越市 高田公園 お堀
撮影日時 2015−4−12
作品のタイトル サクラとお堀と夜桜見物
作品の概要 高田城は慶長19年(1614)、徳川家康の六男、松平忠輝の居城として天下普請によって築かれたもので、75万石の大規模な近世城郭であった。

江戸時代の築城であるにもかかわらず、石垣はなくすべての曲輪に土塁が採用されているが、これは「大坂冬の陣」の直前で工事を急いだことなどが原因だと考えられています。
もともと、高田藩は加賀前田藩を抑える目的で配置されていたが、前田藩と徳川家が姻戚関係となると、この地に大大名を置く必要も無くなりました。

この高田城も、寛文五年(1665)の高田地震、宝暦地震(1751)、善光寺地震(1847)及び享和二年(1802)の火災等にあい、その都度規模が縮小されたが、明治三年の火災によって再び焼失し、以後再建されなかった。

明治41年、陸軍第13師団入城の際に、土塁を切り崩し、東側の外堀を埋めて陸続きにしています。
そして、焼け野原となっていた城跡のお堀端に、明治42年(1909)に、在郷軍人会によって2200本の桜が植えられたのが始まりで、その後追加されて行き、現在は4000本有るそうです。

夜のとばりがおりると、桜の木に架かっている3000個のぼんぼりに灯が入り、昼とは異なるサクラの下を歩きます。
この風情が『日本三大夜桜』のキャッチフレーズになっています。