樹木は語る |
江戸時代より鎮守の森に囲まれた「稲荷鬼王神社」、いまでこそ歌舞伎町の歓楽街の外れにあるものの、江戸・明治・大正・戦前は遊郭の建ち並ぶ一帯だったらしい。
神社の社を囲むようにイチョウの樹が10本ほど空に聳えている。
イチョウの樹は火災に強いと、江戸時代には防火壁代わりに植樹された。
鳥居を潜り、右手にイチョウの大木の近くに「スダジイ」が一本、70年前の空襲の被害を受け、その傷跡が生々しく残っており、新宿区の保存樹木に選定されている。ところで、この神社、パワースポットとしても有名で、全国唯一の『鬼の福』授けの社として信仰を集めています。 |