作品の概要 |
『中央大橋(ちゅうおう
おおはし)』 は、中央区新川 と 佃
との間で、八重洲通りから新川へと続く通りが 「隅田川」
を渡る橋で、その創架は 「隅田川」
の橋梁群の中ではかなり新しく、平成5年(1993) 8月です。
【橋名の由来】に関してはかなりもめたそうです。
従来は、江戸時代から踏襲されたように、「橋」
はその地区のシンボル的存在になるため、命名にあたっては、佃地区に
『佃大橋』 があるように、
新川地区に 『新川大橋』
があるべき・・・との異論もあったという。
結果的には、「中央区のシンボル」として架橋したことから『中央大橋(ちゅうおう
おおはし)』 になったそうだ。
ところで、橋の中ほどに歩道の膨らみが有り、何やら意味有りげの銅像が立っている。
隅田川の上流(永代橋方面)を向いている為、理解に苦しむ銅像だった。
昼間の屋形船に乗った時しか正面は見えないかも。
だいぶ遠方の「隅田川テラス」から撮影しても横顔が少し見えるくらい。1992年10月27日当時のパリ市長から寄贈されたメッセンジャー像(オシップ・ザッキン作)が設置されており、
隅田川とセーヌ川を繋ぐ友好を記念したもので、パリ市の紋章である帆船を抱いた像である。
本作品は、1937年オッシプ・ザッキン47才の時の作品である。
この年に開かれた「パリ万国博覧会」に出品された作品であり、オッシプ・ザッキンの作品の中でも大作の一つに数えられている。 |