D90が観た画像 d90-15245 |
撮影地 |
東京都中央区 隅田川界隈 |
撮影日時 |
2015−10−18 |
作品のタイトル |
隅田川夢現(ゆめうつつ) ・・ 相生橋之景 |
作品の概要 |
明治25年(1892)に築造された月島は、工業地区として急速に発展したが、築地や深川からの架橋がなく、佃の渡しと月島の渡しなどの渡し船に頼るしかなかった。
明治時代には、左岸(越中島側) に 「中之島」
という中州があり、『相生橋』 はこの 「中之島」
で二分されていた。
正確には、「佃島」 と 「中之島」 との間を
『相生橋』、「中之島」 と 「越中島」 との間を 『相生小橋』
と呼んだらしい。
当時はいずれも 木橋 であった。
後に市電を通す目的から大正8年(1919)8月に道路の拡幅がなされ大正12年(1923)7月には、月島まで市電が開通する事となった。
しかし、わずか2ヵ月後の9月1日の関東大震災によって上流から流れついた炎上した船舶により延焼、焼失してしまう。
大正15年(1926)に震災復興事業の最初の橋として、鉄鋼ゲルバー橋が再架橋された。
後に、昭和55年(1980)に相生小橋下が埋め立てられて、中之島が地続きとなった。
さらに交通量の増大に伴って老朽化が深刻になったため、平成10年(1998)12月に現在の橋に架け替えられた。
『相生橋』 の名称は、上流側の 『永代橋』
に相対する橋として命名されたらしい。 |
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