中の島公園は明治36年(1903)、越中島と佃島を結ぶ相生橋が架けられた時に中継地点となった島です。 震災で焼け落ちた橋は、大正15年(1926)震災復興事業の最初の橋として架け直され、その直後の昭和2年(1927)には、この中の島は隅田川唯一の水上公園として整備されました。
その時は珍しくてたいそう賑わいました。また、中の島公園や相生橋は月見の名所でもありました。
中の島公園から越中島方向を見ると、三本の船のマストが見えます。
これは、東京海洋大学にある国の重要文化財「明治丸」です。
明治政府が英国に燈台業務用に発注した鉄船です。
実はこの「明治丸」、英国船よりも早く日本政府調査団を乗せて小笠原に到着し、小笠原諸島領有の基礎固めの役を果たしたそうです。
ちなみに、下流側を見ると、豊洲地区、有明地区、お台場地区は、2020年のオリンピックを控え、高層ビルの建設ラッシュです。 |