海岸線の埋め立ては明治時代に始まり、戦後の高度経済成長期には、川崎から横浜に掛けての臨海部には、工場や倉庫の誘致が活発に行なわれた。
当然の如く、鉄道輸送手段の貨物線の新設も幹線から支線まで。ところが、その後の産業汚染の公害問題から重工業産業の斜陽化で工場は撤退し、跡地にはマンション群が林立をする。
だが、役目を終えた貨物線、ぺんぺん草が生い茂り、廃墟となった倉庫。
JR桜木町駅周辺は、新商業都市に生まれ変わったものの、JR東神奈川駅周辺の臨海部、倉庫街との境目に位置するこの場所『千鳥橋』からは横浜方面の近未来的な夜景と、時代に残された様な廃線に倉庫街の相反する2つの夜景を眺める事が出来ます。
JR東神奈川駅からまっすぐ瑞穂埠頭方向に南下する道の途中に千鳥橋があります。
常盤川という運河のような川の上に架けられている橋で、ここからはみなとみらい方向の夜景をはじめ、横浜駅周辺のビル群を眺める事ができます。 |