D90が観た画像  d90-16025

撮影地 東京都港区 新橋・烏森(からすもり)
撮影日時 2016−2−11
作品のタイトル 花街・新橋烏森の夜景
作品の概要 新橋の烏森(からすもり)と言えば、「サラリーマンの夜の聖地」である。

明治5年(1872)の大火で焼失した銀座を「文明開化の街として再建」することとなった「銀座煉瓦街計画」の建設工事に伴って、それまで銀座の新橋寄りにあった花街は、汐留川を越えて芝区(現港区)烏森神社付近に移転することになった。
煉瓦街の工事が終了すると、再び京橋区(現中央区)銀座に戻る業者と烏森に留まる業者に分かれた。
その結果、新橋の花街は汐留川をはさんで、『南地』と『煉瓦地』から成り立つこととなる。
その後、「新橋」の花街は大正11年に煉瓦地と南地に分裂、『煉瓦地』はやがて官民の接待所として発展する高級な花街「新橋」へ、対して『南地』は格下の花街となり現在の 「サラリーマンの夜の聖地」へと繋がっていく。

新橋駅烏森口前のニュー新橋ビル(戦後の再開発ビルでこの建物そのものも大変興味深い集落)の西側、飲み屋街の中に完全に埋もれた形で烏森神社はある。
鳥居をくぐった神社の境内、本殿への参道に面して小料理屋が建ち並んでいるのは興味深い。
神社の裏手にも細い路地に飲食店がひしめいている。
かって、花柳界が有ったと言われても・・・。
しいて言えば、戦後の『赤線』の雰囲気はプンプンしていた。

   

   

    過去7年間、今日のお薦めの一品として、作成したものをジャンル別に紹介しています。   2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。   1999年のホームページ作成時からの作品集です。
画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。