まずは『赤線地帯』とは・・・のおさらいです。 1946年(昭和21年)に内務省が風俗取締対策の通達をだす。
所轄の警察署では、特殊飲食店として売春行為を許容、黙認する区域を地図に赤い線で囲み、これら特殊飲食店街(特飲街)を俗に「赤線(あかせん)」あるいは「赤線地帯」、「赤線区域」と呼んだ。
ここでは週1回「検梅(けんばい)」という、性病検査を行っていた。
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「赤線」の数は全国789ヶ所にのぼり(昭和32年調査)、代表的な地区としては、東京では吉原、新宿二丁目、玉の井、鳩の街、州崎、品川など。
大阪では飛田新地、松島新地、今里新地など、横浜の真金町、名古屋の名楽園、京都の島原、神戸の福原、岐阜の金津園などがよく知られている。
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今回は、10年ほど前の情報を手掛かりに、かつて「日本橋」と呼ばれた横浜の花街だった「吉野町」「新川町」「真金町」を探索すべく、地下鉄の「吉野町」駅で下車した。
年配の駅員さんに、これらの場所へ行く道を教えてもらおうと尋ねると・・・、
現在はオフィス街やマンション街で、昔の建物は無いよ・・・と。
むしろ、『曙町』を歩けば、赤線の雰囲気は有るよ。
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さて、40年、20年前の昔の事だが、ストリップ劇場やトルコ通いを・・・。
現在の曙町には、このエリアの風俗店のほとんどが集まっている。
特に店舗型のファッションヘルスの数は、関東最大級で80店舗以上の風俗店がひしめき合う激戦区である。
旧来は、普通の飲食街で、若干の風俗店があるだけだったが、風営法の改正に伴う営業地域の規制から抜け落ちた地域であることに目を付けた風俗店が多く進出して、1990年代半ば頃から風俗街として急速に発展した。 |