亀戸は、東京江東区北東部にあり機械工業の中小工業が多い商工業地域であり、JR総武線の亀戸駅を中心にした商店街は、江東区一の繁華街です。
亀戸天満宮の創建は、江戸時代、明暦の大火による被害から復興
を目指す江戸幕府は、復興事業として本所の街を整備し、四代将軍家綱は鎮守神として祀るよう現在の社地を寄進した。
寛文2年(1662)には、社殿、楼
門、回廊、池、太鼓橋など本家である「太宰府天満宮」にならって造営されたのである。すでに江戸時代からの繁華街だった為、必然的に、明治38年、亀戸天神の背後一帯には花柳界が広がっていく。
昭和初期には芸妓置屋89軒、芸妓236人、料亭11軒、待合79軒だったと記録されている。
亀戸天神の北側の三業通りには、旧検番所をはじめ料亭や銭湯までもが残って並んでいる。
東京スカイツリーから1キロメートル圏内のため、やがてマンションなどに建て替わっていくのであろうが、戦後も続
いていた花街は平成9年に検番所が閉じられるまで続いたというから、土地買収の手の届かない場所には、まだまだ現役の匂いのする建物が沢山残っていた。 |