D90が観た画像  d90-16050

撮影地 神奈川県鎌倉市 光則寺
撮影日時 2016−3−24
作品のタイトル 光則寺のシダレザクラ
作品の概要 寺号『行時山光則寺』です。
山号は光則の父の名、宿谷行時から、寺号は光則 (みつのり) から取った。

話はだいぶ遡ります。
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建長五年(1253)日蓮聖人は鎌倉に来て布教をし、当時の社会の不安や天災の原因を幕府や他の宗派のせいとし、激しく非難しました。
日蓮聖人は「立正安国論」を、幕府の寺社奉行の宿谷行時・光則 親子の手を経て北条時頼に奏進したのが文応元年(1260年)7月16日で、日蓮聖人はこの内容によって幕府から迫害を受けました。

日蓮聖人は、その後も活動を続けたため、文永八年(1271)に捕らえられ、伊豆流罪や最終的に佐渡流罪に遇います。
高弟の日朗上人など6人は光則にあずけられ、牢に幽閉されます。

日蓮聖人や日朗上人などの教えに感化されていった宿屋光則は日蓮宗へと改宗し、屋敷に寺を建て、日朗へ寄進し光則寺となりました。
現在の本堂は慶安三年(1650)に建てられ、修復を経て現在に至っています。
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光則寺は「花の寺」としても有名です。
特に、樹齢200年の「海棠(カイドウ)」は4月になると開花し、満開の枝振りとお寺の屋根とのコラボ写真は絵になります。

もう一つお薦めしたいのが、唐種招霊 (からたねおがたま)。
4月半ばごろから咲き始め、5月から6月まで見頃が続きます。
境内全体が,『バナナのような,青リンゴのような匂い』で充満しています。
原産国の中国名を「含笑花」と書きます。

山門前のシダレザクラ、今年(2016)は枝振りが良く有りません。
2002年3月21日に撮影した時は、絵になっていました。

   

   

   

    過去7年間、今日のお薦めの一品として、作成したものをジャンル別に紹介しています。   2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。   1999年のホームページ作成時からの作品集です。
画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。