D90が観た画像  d90-16058

撮影地 神奈川県秦野市平沢 出雲大社相模分祠
撮影日時 2016−4−7
作品のタイトル 出雲大社の一本桜
作品の概要 出雲大社相模分祠は、明治21年(1888)に、島根県御鎮座の「出雲大社」第80代国造・千家尊福公の要請によって、当地累代の神職であり、「秦野煙草の祖」と仰がれる草山貞胤翁が、出雲の大神の御分霊をこの地に鎮祭申し上げ、大国主大神の御神徳を関東地方に広めるための要処としたのを創まりとします。

当初、明治21年に現在の秦野市の渋沢・峠地区に建立されましたが、本殿を火災で焼失した為、昭和50年に現在位置(秦野市平沢)の草山家の敷地に移転しました。
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この出雲大社には、2010年にホタルの撮影でお世話になっており、いまなお、シーズン中は3〜4回/年お邪魔しているのですが、桜の満開の時は初めてです。

大きな鳥居と背比べをするかのように、境内の中央に地表から5mほどのところまでスクッと、真っ直ぐに、そして2ヶ所ほどで枝分れして、傘を広げたように枝張りをしています。
樹形の素晴らしさは、全国の一本桜を調査したけれど、百本しかない写真映りの桜の木です。
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ところで、気になるのは、『樹齢と桜の品種』です。

宮司である・草山家の敷地に隣接している「御嶽神社 (みたけじんじゃ)」は、創立年歴は不詳ですが建久三年(1192)の頃より神社前の参道を御嶽道と称していたとか・・・・平沢村の鎮守であった。
境内には秦野市文化財指定木である樹齢800年余りの大けやきが二本あります。
慶長十三年(1608)踊宮鈴張の地に家康公が鷹狩りに来た際に、当社に参拝、社殿の改修を命じ、翌年に改修しました。
昭和51年に本殿を除き全社殿を木造銅板葺としましたが、本殿は慶長年間に改修された当時のものです。

まずは、『樹齢』
・・・明治21年の創設記念樹(移転に伴い移植後)であれば、140年もの。
昭和50年の秦野市平沢移設記念樹とすれば、50年もの。
樹高14メートル、枝張り18メートル、幹回り2.5メートルからすれば、どちらの説か?

つづいて、『桜の品種』
私の見立てでは、長寿の種の「エドヒガン(江戸彼岸)」系かも。
特徴は、@樹皮は茶褐色で縦に割れてます。
      A花を手にして見たいのですが・・・・毛が生えているか。
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参考資料を、下記より、出典致します。
     @岡山理科大学 生物地球学部 生物地球学科
       植物生態研究室(波田研)のホームページ
     Aさくら図鑑

いずれにせよ、宮司さんに直接聞くのが早道かも。
蛍の季節になれば、ホタルの養殖をしている宮司さんご夫婦に会えるので。

話題を変えて、ホタルの幼虫が水中から陸地に上がるのは、桜の満開の時の雨降りの夜と、決まっています。
養殖池を覗いたけれど、お尻の光った幼虫を撮影できなかった。

   

   

    過去7年間、今日のお薦めの一品として、作成したものをジャンル別に紹介しています。   2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。   1999年のホームページ作成時からの作品集です。
画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。