庭園内には、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラ、里桜など約110本の桜の木が植えられているのですが、内、約70本が八重桜です。 4月20日ともなると、ソメイヨシノの類はすでに葉桜ですが、八重桜は見頃でした。
池のまわりに植えられている「イチヨウ(一葉)」、「ギョイコウ(御衣黄)」、「スルガダイニオイ(駿河台匂)」、「カンザン(関山)」、「フゲンゾウ(普賢象)」、「ウコン(鬱金)」などの八重桜は色合いも濃く、花びらの枚数も多く、汐留の高層ビル群を借景に、また、池の中央の「中島の御茶屋」とのコラボレーションも被写体にはもってこいでした。
浜離宮は、江戸時代には江戸城の「出城」としての機能を果たしていましたが、六代将軍の時に「徳川家の別邸」となり、「浜御殿」と呼ばれ、明治維新ののちには皇室の離宮となり、「浜離宮」と名称変更がなされました。
昭和20年に東京都に下賜され「浜離宮恩賜庭園」として公開されました。 |