D90が観た画像  d90-16077

サブタイトル 戦後70周年記念  「もしも私に口があったなら、あなたに伝えたい」
空襲被災地 文京区向丘2−35−7
被災樹木 スダジイ・2本 現在の樹齢 推定樹齢800年
樹高 12メートル 幹回り 9メートル15センチ
戦災日 1945−05−25
作品のタイトル 栄松院・境内のスダジイ
樹木は語る 目指すスダジイは道路に面した山門から境内に入り、桜の木を抜け、本堂左脇の通路を進んでいくと、目の前に樹高4メートルほどのスダジイが一本、目の前は墓地が広がっていますが、墓地の最奥の角、隣接する小学校との塀堺に樹高12メートルほど、枝張り16メートルほどの新緑の塊が見えました。

墓地内の通路を進むと、枯れ死した根幹と祠が有りました。
上野一帯を狙った東京大空襲の焼夷弾に直撃された幹ですが、根元まではダメージが及ばなかったようで、樹が死に絶えることはありませんでした。
その後、巨大な株から再生した4本の小枝が被災70年の月日を経て、直径1.5メートルまでに成長し、遠目から見れば、特に違和感がないほど樹勢は回復し、枝葉を存分に広げて、樹全体の形をつくっていました。
道案内 江戸中期の歌舞伎俳優・初代松本幸四郎(まつもとこうしろう)や、江戸初期の浄瑠璃太夫・薩摩浄雲(さつまじょううん)といった、歴史的な文化人の墓があることで有名な同院へのアクセスは、東京メトロ・南北線の本駒込駅から徒歩5分ほどです。

撮影日

2016−5−8