隅田川右岸(下流に向かって右手の公園)でもっとも東京スカイツリーが大きく、そしてスッキリと全容を眺められる場所でもあるため、誰もがその圧倒的な存在感を感じとる事ができます。
黄昏どきになればすぐ前をゆっくりと流れる隅田川の流れにのって数多くの屋形船が姿を現し、向かい側を走る首都高速道路の車の光や、ひっきりなしにやってくる東武電車の光が静かな夜景に彩りと動きを与えてくれます。言問橋には歴史的悲話が有ります。
下町を襲った「東京大空襲」で、浅草側から炎に追われて逃げまどう人々と、両国側から炎に追われて逃げまどう人々が、言問橋ではちあわせ、双方から橋を目指して逃げてきた人達は身動きできなくなり、熱湯の隅田川に飛び込んだり、炎に巻かれて死んで行きました。
隅田公園は死体置き場と化しました。
橋の欄干の縁石と慰霊碑と千羽鶴が当時の悲惨さを語っておりました。
20年ほど前は新宿地下道にもホームレスは多かったけれど、言問橋の橋げた下に五人の段ボールハウスが有りました。 |