江戸城の遺構保存が大事か? 現代の都市整備が大事か?
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時の人たちも、悩みに悩んだ一瞬であろう。江戸城の外濠も、明治の世ともなれば、無用の長物となり、埋め立てて土地活用をすべきとの意見も強くなる。・・・・
JR中央線は、外濠の内側の土手の中腹を削って線路を作った。
飯田濠の外側の急速な発展に伴い、江戸時代には「江戸湊から船で入れる神楽河岸」や「牛込揚場」も陸上輸送の波に押され、埋め立て反対運動もむなしく、1970年代に暗渠化された。
現在は暗渠の上に「飯田橋セントラルプラザ」が建っており、昔の面影としての「水辺公園」がつくられています。
飯田橋駅の西側(牛込橋)の下手には、外濠の外側に、神楽坂下交差点に飯田濠の石垣の一部が荒れ果てた形で保存されており、外濠の内側では、上流の牛込濠から流れてきた外濠の水が暗渠の水路に流れ込んでいる様子が見れます。
発展を続ける「飯田橋駅」は、JR総武線、東京メトロ、都営地下鉄の5路線が乗り入れるため、4年後の2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据えて、3年後の2019年度までに工事を終えるとしています。 |