D90が観た画像  edojyo-057

撮影地 東京都千代田区
撮影日時 2016−9−30
作品のタイトル 江戸城の内濠・・千鳥ヶ淵
作品の概要 田安門への道路(土橋)で内濠は、牛ヶ淵と千鳥ヶ淵に別けられていますが、お堀の水位は、千鳥ヶ淵の方が10メートルほど高いです。

桜の名所として有名な千鳥ヶ淵、北の丸公園の西半分を囲むお堀で、自然の谷戸地形を利用したお堀で複雑な形状をしています。
江戸城の内濠の中で半蔵濠とともに最も水面標高が高く、日比谷濠など最も標高の低い濠との水位差は15メートルほどあります。
現在は牛ヶ淵に水を落としていますが、本来の水系は乾濠〜蓮池濠へと繋がっていました。

千鳥ヶ淵は桜の花見の他に、内濠でボート遊びができる唯一のお堀でもあります。
江戸城の遺構の千鳥ヶ淵の水面すれすれに、首都高速の壁が横切っているのは違和感のある景色です。
千鳥ヶ淵の終点は「代官町通り」の築堤になります。
築堤の先は「半蔵濠」になりますが、江戸時代には「千鳥ヶ淵」と「半蔵濠」は完全に繋がった1つの濠でした。

皇居の西側の「千鳥ヶ淵」や「半蔵濠」や「桜田濠」のお堀の土手を見ると、石垣で全てを囲む方式は取っていません。
本丸にも遠かった事に由来するかも知れませんが、土塁式の三段構造です。
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水面からの石垣(一段目に腰巻石垣)、そして土手(二段目に腹巻土塁、天端(てんば)は3m前後の平坦部)、最上段に石垣(三段目は約3メートルの鉢巻石垣)の三段構造が特徴です。

   

   

   

       

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