D90が観た画像  d90-16226

撮影地 東京都世田谷区 馬事公苑
撮影日時 2016−11−29
作品のタイトル 馬事公苑の紅葉
作品の概要 馬事公苑の樹木として有名なものに「桜」と「紅葉」が有ります。
しかし、降って湧いた「2020東京オリンピック会場」で、向こう6年間に渡り、閉鎖が決定した。
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当初、2020年東京五輪の馬術競技会場は、国際オリンピック委員会(IOC)理事会で、夢の島競技場(江東区)と決まった。  ・・・・が、
急遽、世田谷区の馬事公苑にと、変更が承認された。

ところで、世田谷区の閑静な住宅街のど真中に存在する「馬事公苑」は、、馬事に関する知識向上などを目的として昭和16年に開苑した。
現在は日本中央競馬会が運営する馬事普及の拠点です。
18ヘクタール(東京ドーム4個分)を超える敷地面積に、さまざまな馬関連施設のほか、1年を通じて四季折々の花々が咲き、多くの人たちに親しまれる憩いの空間になっています。
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前回の東京オリンピック(1964年大会)で、馬術競技が行なわれたが、それから50年が経過し、馬場の大きさなどが現在の国際大会の基準を満たしておらず、老朽化した部分もあるため全面的に改修されることになった。

工事の主体は、施設を運営する日本中央競馬会(JRA)となる。
2017年1月から、古い施設を解体し、敷地内にある馬術競技施設や厩舎、広場などを全面的に再整備する。
既存施設と同じく敷地の東側に馬術競技関連施設、西側に広場や植物園などを配置する。
敷地の東側には3階建てのメーンオフィス、屋外競技場のメーンアリーナ、屋内競技場のインドアアリーナ、管理センター、複数の新たな厩舎などを新設する。
メーンアリーナの周囲には常設観覧席(一部屋根付き)を設ける。
敷地の西側には「原っぱ広場」や「武蔵野自然林」などを整備する。

などの設計図に基づき、大成建設を代表者とする連合体が293億9841万9000円で落札し、2016年1月から設計作業を進めている。

馬術競技施設は東京五輪の馬術競技(馬場馬術、障害馬術、総合馬術)を2019年に開かれる予定のプレ五輪までに完成させるそうだ。
2020年の本大会後は、従来の「馬事公苑で行なわれていたイベント」や憩いの空間を取り戻す工事に入り、五輪のレガシー(遺産)を残すことを意識して2022年末までの壮大な工事・プロジェクトになります。

現在の馬事公苑には問題が山積している。
馬事公苑は鉄道駅からのアクセスが良いとは言えず、各駅の商店街などとの連続性も希薄だ。
そして、馬場は砂地のため、強い風が吹けば、砂塵が舞い上がり近隣に迷惑がかかる。
さらに、40頭ほどの厩舎があるので、糞尿の匂いが周辺住民へ迷惑を掛けているのだ。
2020年の東京オリンピックやパラリンピックで使用される施設は、高々20日間だ・・・・住民の悩みは一生続くのである。

敷地内に違和感のある石垣がある。
この石垣は、江戸城の虎ノ門の一部です。
昭和40年に日本中央競馬会本部の新館工事で見つかったもので、馬事公苑に移設保存しているものです。

   

   

    2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。   1999年のホームページ作成時からの作品集です。
画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。