D90が観た画像  d90-16237

撮影地 静岡県熱海市
撮影日時 2016−12−6
作品のタイトル 起雲閣の紅葉
作品の概要 起雲閣(きうんかく)は、現在、熱海市所有の観光施設(熱海市指定有形文化財)ですが、大正8年(1919)に政・財界で活躍した「海運王」と呼ばれた内田信也が、母のために建てた別荘『麒麟(建物名称)』で、日本の伝統的な建築美を伝える大正浪漫が沢山詰まっています。

次の持ち主となったのは、昭和時代鉄道王の異名を持つ実業家・根津嘉一郎で、昭和4年(1929)に建てた洋館『金剛』、そして昭和7年(1932)に建てた洋館『玉渓』、『玉姫』と、緑豊かな庭園を備える三千坪の敷地が整備されました。

昭和22年(1947)に、大正時代から昭和の政治家でもあり実業家であった桜井兵五郎氏の手に渡り、旅館として生まれ変わり熱海を代表する宿として多くの宿泊者を迎えました。
有名な宿泊者としては、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、武田泰淳、三島由紀夫、坪内逍遥、尾崎紅葉など、多くの文豪に愛されてきました。

なかでも、「金色夜叉」で有名な尾崎紅葉の間には、「暗しとは柳にうきなあさみどり」と紅葉の句がガラス戸に刻み込まれています。

どの部屋からも、一千坪の美しい庭園を眺めることができ、四季折々の花々も美しく、初春からは梅、あたみ桜も咲き始め、晩秋には紅葉も有ります。

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    2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。   1999年のホームページ作成時からの作品集です。
画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。