石見神楽(いわみかぐら)は、人々を魅了するお囃子に合わせて、華やかな衣裳や表情豊かな面を身につけて舞う、島根県西部「石見地方」に伝わる伝統芸能です。
「石見神楽」は、神事でありながら演芸的要素が強く、ストーリーも明解です。
舞もお囃子も激しく、胸のすくような爽快さと勇壮さが特徴です。今回の演目は『八叉の大蛇退治』
ストーリーは、演者のスサノオに続いて、大蛇の生贄にされる姫とその父母が登場する。
大蛇を酔い潰すための強く醸した酒を運び込む。
酒の匂いにさそわれて、大蛇(6メートル)の登場、その数は八体(8匹)。
恐ろしい大蛇というより縁起物に見えてくるのが神楽かも。
酒を喰らって、酔い潰れた大蛇に忍び寄るスサノオ。
次々と大蛇の首をはねる。
スサノオの隙をついて、姫を捕らえる最後の大蛇。
最後に姫を救いだし大蛇退治は終わり、姫とその父母が再登場して、めでたし、めでたしで神楽は終了。 |