江戸時代から、江戸庶民の観光地として亀戸天神は名所である。
「藤」と「梅」は、特に有名である。
菅原道真を奉る天神さまゆえに、境内には、約300本の梅の木がある。
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大正12年の関東大震災では、下町一帯は焼け野原となり、建物も草木も壊滅している。
昭和20年の東京大空襲では、亀戸一帯にも焼夷弾が降ってきた。境内に10本ほどの梅の古木がある。
全ての木が地表からの幹が空洞になったり、枯死した状態にある。
推測であるが、大空襲の火災で幹が焦げたものだろう。
なかでも、感涙した木が有った。
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樹高3メートル、枝張り2メートルで、沢山の花が咲いていますが・・・
幹の下部を見て、驚く、横から見ると、直径25センチメートルですが、角度を変えて見ると、肉厚7センチメートルしかない。
幹の至る所に穴が開き、まさに皮一枚で生きながらえている古木である。 |