作品の概要 |
東京に「春」を呼ぶ伝統行事【流しびな】を継承することを目的に、組織されている『江戸流しびな振興会』が、主催する《第32回江戸流しびな》を取材した。 12時00分に、浅草観光連盟会長をはじめ、浅草名物の振り袖さんによるハト型風船の放天が空を舞った。
【流しびな】は、子どもの災厄を紙や草木で作った人形(ひとがた)に託し、川や海に流して祓い浄め、子どもの無病息災を願う日本古来の伝統行事。
今から約1,000年前の平安時代の中期がその起原と言われており、
上巳の節句(3月の初めの巳の日)が3月3日になったのは、約600年前の室町時代から。
屋形船《雛飾り船》に乗るのは「台東区立石浜幼
稚園」の園児たち、一方、
岸辺のテラスには、公募による一般参加の方1,500名が参加して、それぞれの滑り台から「紙ひな人形」を隅田川に流します。
この紙ひな人形は、数分で水中に沈み、水溶性の材質のため、2時間すると消えて公害なしというものです。 |