D90が観た画像  d90-17128

撮影地 富山県南栃市井波
撮影日時 2017−3−15
作品のタイトル 井波の門前町と木彫りの里
作品の概要 カメラを首に下げての写真家人生もわずか80年、残す所10年程となる。
旅費がもったいなくて・・・と、言っていられない。

彫刻鑑賞マニアが憧れる『井波彫刻』を取材せずして人生を閉じたくない。
井波彫刻とは、宝暦13年(1763)に火災で焼失した「瑞泉寺」の再建の際、京都本願寺御用彫刻師・前川三四郎が派遣され、地元の大工四人がその技を習得した事に歴史が始まる。
600有余年の名刹・瑞泉寺の門前町の井波に、ゆるやかな坂道(八日町通り)に石畳が敷かれ、彫刻工房が軒を連ねている。
見学歓迎の看板の下がっている中から、二軒ほどの内部を見学する。
200本以上のノミ・彫刻刀を駆使して、仁王像、龍、獅子頭、天神様、欄間、衝立などの木彫を目の当たりに出来る。

瑞泉寺は明徳元年(1390)後小松天皇の許しを得て建立、幾度もの焼失を経て明治18年(1885)に再建。
勅使門の「獅子の子落とし」、本堂の「隅龍」、太子堂の彫刻群、山門の「一疋龍」などの彫物は、お薦めである。

続いて、「井波彫刻総合会館」の見学を薦める。
製作者の個人名や販売価格が表示されているため、館内は撮影禁止であるが、受付嬢から「全体的ならば撮影許可」の旨、何点か紹介するが、「世界に誇る木彫ミュージアム」と豪語するだけあって、ゆっくり時間を掛けて鑑賞したいものだ。
現代彫刻・工芸作品など、約250年の伝統を誇る井波彫刻の粋を集めた作品250点以上が展示・販売されている。
お金に糸目を付けずに、我が家のお宝にしたい人には涎が出る。

   

   

    2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。