不忍池の桜並木を撮影しながら散策路の半ばまで来ると、花見客が水面に撒いた食パンの欠片に群がってきた「キンクロハジロ」がいた。
さらに歩くと、一本のサクラの木に１００羽ほどのすずめと１０羽ほどの鳩が止まり、騒がしい鳴き声をしていた。
近づくと、外人がかざしている手の先にすずめが止まり餌を啄ばんでいる。
小学低学年の女児の手のひらには固形物が握られていた。ネット検索で判ったことだが、１０年ほど前から餌付けされていたようだ。
当初は、「チーズケーキ」を指先に握って腕をさしあげていたようだ。
その数年後には、手のひらに一握りのお米を載せて餌付けしている画像があった。
帰り支度をしている老夫婦のバックの中を覗いたら、ビニール袋が２つ、併せて５合ほどのお米が入っていた。
この老夫婦からお米を貰った少年の腕には７〜８羽のすずめが群がっていた。
しばらく観察していたが、チーズケーキやカステラでは指先で固形物を摘んでいるので、すずめは３〜４羽しか集まってこないが、お米の場合は手のひらを広げるので１０羽ほど集まってくる。
不忍池のすずめ達はすっかり餌付けされているので、いつ行っても撮影できる不忍池の風物詩である。 |
