新宿御苑には約65種1100本の桜が有り、都内随一の桜の名所です。
2月〜4月下旬の長い期間で「早春の桜」,「盛春の桜」,「晩春の桜」と大別され、特に、「晩春の桜」である里桜の八重桜は約20種500本で、八重桜の御三家といえる「一葉(イチヨウ)約140本」、「関山(カンザン)約110本」、「普賢象(フゲンゾウ)約60本」で、併せて300本以上にもなります。
ソメイヨシノは約400本。特に、中央広場に、ひときわ大きな傘を広げた福禄寿(ふくろくじゅ)の大木は、 樹高:12m 枝張り:20m 幹回り:3m 樹齢:107年
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この大木の由来を知ったのは、昨日(4/24)の荒川堤の都市農業公園で。
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明治45年(1912)荒川堤で育った桜の苗木を12種3000本、ワシントンに贈ったとき、貴重な品種が多かったため、皇室の庭園・新宿御苑にも植えられた。 よって、12種の桜の苗木・3年物が、今年で107年となる。
新宿御苑は、明治39年(1906)徳川家康の家臣・内藤氏の江戸屋敷から皇室の庭園になった、しかし、昭和20年(1945)の東京大空襲で御苑はほぼ全焼し、3棟の建物と大木は被災を免れた。
戦後、昭和24年(1949)に国民公園として運営されることが閣議決定し、昭和25年(1950)に厚生省の所管となり、さらに平成13年(2001)からは環境省の管轄となった。 |