「ハンカチの木」・・・ネーミングの奇抜性から昨今各地の公園で植栽されているようだ。
花の咲く時期は短期間なので、シーズンを外すと単なる雑木にしか過ぎない。一般的には樹高20メートルまで、年々、年を重ねて大きな木になります。
新宿御苑の木は、平成6年(1994)に三本植栽され、現在の樹高は10メートルほどの若木のため、まだまだ低い枝にも花をつけているので、若緑と白い花で樹形全体が白っぽく見えます。
ハンカチノキは4月下旬から5月に、前年枝に白いハンカチのような姿の花を咲かせます。
しかし、花弁はなく、たくさんの雄花と1個の雌花が1つの球形をつくり、大型の2枚の苞(ほう)に抱かれるような形で開花します。
ハンカチに見立てられるのは、この2枚の大きな苞です。
スライドショーの写真(15枚目)に、受精した雌花を撮影しています。 18,19枚目は昨年の果実です。
風が吹くと、まさに洗濯したてのハンカチが揺れてます。 ⇒ 動画あり |