D90が観た画像  d90-17188

撮影地 神奈川県茅ヶ崎市菱沼海岸
撮影日時 2017−5−8
作品のタイトル 茅ヶ崎の海岸に夜光虫
作品の概要 連日、テレビ報道は赤潮ニュース。
5月8日早朝から「赤潮」が茅ヶ崎海岸に移動して来た。
昨夜は鎌倉で撮影に失敗しているので、リベンジのため、19時30分に茅ヶ崎海岸に一番近い「ヘッドランド入口」でバスを降りる。
帰りのバスは、22時前には無くなる。
茅ヶ崎駅まで歩く予定で、海岸に出るが、多くの人が居るわりには情報が無い。
午後からの風向きが西風に変ったので、江の島寄りに800メートルほど移動し、「菱沼海岸の堤防」に陣取った。
数人の人と、情報交換する中に、「昨夜、鎌倉・由比ヶ浜でいい写真が撮れた」と、言う若者の画像を見ると、同じ海岸に居たのに・・・立派過ぎる。
若者の口から出た言葉は、「これは2時頃の写真、明け方まで鎌倉から茅ヶ崎まで歩きました。」・・・・結論は2時がキーワード。

また、別の家族連れは、今夜の干潮は22時だよ。・・・と。
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さて、結論を先に述べよう。
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20時に堤防に陣取っても、まだまだ引き潮の時間帯。
赤潮は沖合いに移動している。
23時頃になり、上げ潮の影響で、赤潮も陸地に近づいて来た。

この時間で引き上げては悔いが残る。
藤沢市辻堂で進学塾を経営する相棒に電話して、夜光虫が始まった旨を伝え、同行を懇願する。 23時頃には生徒を送りだし、車も出せれるとの事。

堤防近くの海底は、急に深くなっているため、波高が1メートルほどになり、ダイナミックな衝撃波となり、波乗りしている夜光虫はかき乱される。
一番のピークは1時から2時頃だった。
満潮は3時頃で有り、砂浜近くのため、波高が小さくなった。
よって、2時45分をもって撮影投了とした。
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夜光虫撮影で気の付いた事が3件ある。
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1.赤潮情報を掴め。 併せて引き潮時の風向きを事前に知る。
2.干潮、満潮を事前調査。 ネットで撮影地の時間を調べる。
3.一般的にズームカメラを持っている人は、F3.5〜5.6。
  星撮影やヒメボタル撮影者の、交換レンズは、F1.4〜2.4。
  今回の撮影では、絞りf2.0前後で無いと鮮明な青白い光はキャッチ
  できない。
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ところで、赤潮と夜光虫は異なる生物

そもそも「赤潮が何か」が間違っているとややこしいので、最初に赤潮は、プランクトンの大量発生によるもの。
その赤潮の原因となるプランクトンの中のひとつに、「夜光虫(ヤコウチュウ)」があり、夜になると波の衝撃で青い光が観測できる。(夜光虫は「昆虫」ではありません)。

追記。
茅ヶ崎でも、波の崩れる瞬間を動画で撮影しましたが、周囲が暗く、私のD−90を持ってしても、波が崩れる時に左右に徐々に移動していく、この時に稲妻のように、青い光が伝わっていく、・・・報道会社が持っているような高感度ビデオが有れば良いのだろうが・・・・とりあえず、昨日鎌倉で撮影している 動画で、波の移動を見て下さい。
なお、撮影に使用したレンズは、単焦点85ミリ、F1.4ですので、被写体(波の崩れる場所)が一定しないため、多くの画像でピントがずれています。

次回撮影への提言
茅ヶ崎海岸は、水深が深いので波高は高く迫力はあるが、被写体が近すぎ、波の崩れが2本ほどしか捕えられない。
鎌倉・由比ヶ浜は、遠浅の海なので、被写体が20〜30mほど先方になり、波の崩れが4本ほど撮影できる。
よって、次のチャンスは単焦点35ミリ、F1.8を付けて、由比ヶ浜で狙うと、ピンボケも無くなり、見映えも良いかも。
ただし、波高は50cm程度なので迫力は無いかも。

   

   

   

    2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。   1999年のホームページ作成時からの作品集です。
画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。