外神田・旅籠町のお神輿に、勇敢な女性がいた。 神田祭では、お神輿の上に乗っているのは、唯一、「旧神田市場」だけだったが、御仮屋前とは言え、お神輿の上に手古舞(てこまい)が乗っていた。
『てこまい』とは、ほんらい神田祭を中心とした江戸の祭礼において、山車を警護した鳶職のこと。
芸者や氏子町の娘たちが、この「手棍前」の格好を真似て、山車の引き回しに付き添うようになったのが原点である。
勇敢な娘の姿を見て、集団の中に、同じく「手古舞」姿の母親らしき女性が苦笑いをしていた。
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