10年以上昔からホタルの撮影を手掛けており、すでに80ヶ所以上取材している。
自然界に近い「里山のホタル」は、ほとんど見て回り、3年ほど前から「都会のホタル」を見ている。
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神奈川県の東部は、戦後の都市開発が進み、自然界のホタルは皆無。
そこで、平成11年度から「三渓園」も『蛍の夕べ』に取り組んでいる。
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今回は5月22日(月)〜6月2日(金)で、21時まで。
今年最後の土曜日だったので、2000人ほどの鑑賞者が、蛍の見れるエリアに集結(長さ100メートルの小川の両岸)、外苑奥の小川周辺(横笛庵、寒霞橋)と、滝の周辺にそれぞれ100頭ほどの乱舞が見られた。・・・合計で300頭ほど。
市内の小学校で飼育した蛍の幼虫を3月末に、外苑奥の小川から滝までの5〜60メートル河原に放流しているらしい。
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成育最後の幼虫の放流と成虫の関係を他の鑑賞地と比較すると、
熱海梅園・・・5000匹放流で、200頭ほど飛ぶ。
湯河原・万葉公園・・・1万匹放流で、300頭ほど飛ぶ。
アサヒビール・足柄工場・・・3000匹放流で、150頭ほど飛ぶ。
と・・・なると、ここ三渓園では1万匹近い幼虫を放流した事になる。都会での蛍の観賞会で用いられる手法で、『籠に入れて、蛍の光を見せる』
ここも、大きなお堂の中で、70*60センチの籠に15頭ほど入れていた。
さらに、ビデオ映画で、飼育過程を放映していた。
里山では、聞く事の出来ない「鑑賞者の感激の声」 ⇒ 動画です。 |