漁樵の間の彫物を知ったのは、2012年に開催された百段雛まつりの時、
お雛さまを飾っているので、館内は撮影禁止だった。
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私と同様に、「首都圏リポーター」の風来坊さん(mixiの友達)が、坂本龍馬展を見てきたと、報告が有り、館内は撮影許可が出ていた・・・・・と。私は、新撰組ファンなので、龍馬展は興味半分、彫物中心の撮影です。
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床の間に、左右、巨大な床柱に彫刻された「漁夫と樵夫(きこり)の透かし彫り」、欄間には檜の一枚板に彫られた彫刻、床の間の美人画の内容が対称的(春の図に対し秋の図) そうそう、上を見上げれば「四季草花の格天井」の彫刻も良かった。
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ところで、今回気がついたのは、欄間の彫刻は「五節句」を題材としている。
1月7日 人日(じんじつ)の節句・・・4,5枚目の写真
3月3日
上巳(じょうし)の節句・・・6(梅),7(桜)枚目の写真
5月5日
端午(たんご)の節句・・・8(父と子とアヤメ),9(祖父とアヤメ)枚目
7月7日
七夕(しちせき、たなばた)の節句・・・10,11枚目(七夕飾り)
9月9日
重陽(ちゅうよう)の節句・・・12,13枚目(菊の花がある)
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室内は、すべて純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられ、絢爛豪華。
床柱は左右とも樹齢300年の直径二尺余の巨大な檜(ひのき)で、
格天井には「菊池華秋」原図による四季草花、欄間は尾竹竹坡原図の藤原時代上流風俗を
極彩色浮彫され、廻り廊下は黒漆喰で、障子建具は火頭型の黒漆喰枠縁です。 |