海抜26メートルの小丘・愛宕山の山頂は、けっして広い訳ではない。 でも、都内では一番高い山です。
なにしろ、江戸城を消滅させようと計画していた西郷隆盛を、幕府の最高幹部の勝海舟は、一緒に愛宕山に登り、江戸城と江戸の街を眼下に見て、「江戸を焼け野原にするな」と、諭したとか?
・・・・で、江戸の民と財産と街は救われた。
さて、「愛宕山」には、明治22年(1889)に完成した「愛宕館」と「愛宕塔」があり、「愛宕館」は宿泊施設を兼ねたレストランで、一方の「愛宕塔」は物品販売所となっており、モダンな外観で人気があったが、大正12年(1923)に発生した「関東大震災」で倒壊した。
大正14年(1925)になり、この跡地に「東京放送局」が建ち、日本最初のラジオ放送が開始されたのだ。
博物館内部は基本的に、撮影禁止であるが、数ヵ所(自撮りコーナーと効果音コーナーと昔の茶の間)は、撮影許可が出ていた。
動画有ります。 ⇒ 「茶の間とテレビ」 「効果音コーナー」
追記
愛宕神社への石段はあまりにも急坂なので、帰りは「NHK放送博物館」へのエレベーターを利用して、地上に降ります。 |