愛宕山の崖下に、寛永年間(1624〜1643年)に、開山された栄閑院がありおもしろいエピソードが有ります。
江戸時代、この寺に猿回し師の泥棒が逃げ込んできた。
住職は泥棒に説教をし、改心させて、諸国行脚の巡礼に旅立たせました。
その後、寺で預かった猿が、人々の前で芸を見せるようになり人気者になり、評判が評判を呼び、人々は「猿寺」と呼ぶようになったと伝承されている。
「猿寺」の異名の如く、本堂前に「狛犬像」ならぬ一対の猿像、屋根の上には左右に猿が、向拝柱の彫刻の中に猿が・・・と、6匹の猿に出会える。さらに、境内右手に「猿塚」、水子地蔵尊の赤い帽子とよだれ掛けをした
沢山の水子像が並んでいるが、心なしか顔が猿に似ている。
側には、「福禄寿」像も。
ところで、『杉田玄白墓』のお墓があるのだが、設置された由来が書かれていないのは何故だろうか・・・知りたい。 |