地下鉄・東京メトロ千代田線の乃木坂駅で下車すると、5メートルも歩けば乃木神社の大鳥居を潜れる。
そこから50メートルも歩けば本殿前の鳥居に設置されている「茅の輪」があった。境内に、『夏越(なごし)の大祓い』の神事の謂れが書いてあった。
-----------------------------
日本の夏は残暑が厳しく、疫病が流行しやすい時期でもあるため、茅草(かやくさ)で作られた大きな輪を作り、人々がこれをくぐり越します。
この輪を越すことで罪や穢れを祓い心身ともに清らかになってあとの半年間を新たな気持ちで迎えるのです。
-----------------------------
さらに、『茅の輪守』の起源
------------------------
スサノオの神が南海を旅したおりに、蘇民将来より貧しくとも心のこもったもてなしを受け、茅の輪を腰につけると疫病や災難を除ける秘法を知り、その後、「無病息災の御守り」にと、蘇民将来に教えた事が神話の時代より伝承された。 |