D90が観た画像  d90-17256

サブタイトル 戦後70周年記念  「もしも私に口があったなら、あなたに伝えたい」
空襲被災地 渋谷区千駄ヶ谷1−1−24
被災樹木 イチョウ・2本 現在の樹齢 推定樹齢 450年
樹高 20メートル 幹回り 5メートル(道路にはみ出している)
樹高 20メートル 幹回り 4メートル(注連縄のある御神木)
戦災日 1945−05−25
作品のタイトル 鳩森八幡神社のイチョウ
樹木は語る 鳩森八幡神社の由緒をみると、鎌倉の鶴岡八幡宮より100年以上も古い創建だとか。
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昔々、千駄ヶ谷のこの辺りは大きな深い森でした。
不思議なことに、この森には時々瑞雲(ずいうん・おめでたいことが起こる前兆に現れる雲)が現れることがありました。
ある日、青い空に白い雲が現れ、この森の上で飛び散りました。
不思議に思った村人達が森の中に入ってみると、突然たくさんの白い鳩が現れ、西の方へと飛び去っていくのが見えました。
人々は神秘的な力を感じ、ここに祠(ほこら)を作ると、この森を『鳩の森』(はとのもり)と名付けました。
それから時が経ち、貞観2年(860)、東国諸国を巡っていた慈覚大師円仁(じかくたいしえんにん)という大変偉いお坊さんがこの地を訪れました。
村人達は円仁に、『鳩の森』の祠にご神体を作ってくださるようにとお願いしました。
円仁は、この森に伝わる白い鳩の伝説を聞き、 「鳩といえば八幡神のお使いですから『八幡神社』がよいでしょう」とおっしゃり、神功皇后と応神天皇のご尊像を作り、『鳩森八幡神社』を創建されました。
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ところで、昭和20年5月の東京大空襲は広範囲だった。
鳩森八幡神社も焼け野原となった。
しかし・・・、イチョウの木は火事に強い。
戦後70年も経過し、緑の衣裳に包まれた姿からは火傷の後遺症が見えず。
@ 正面鳥居から入った境内には、注連縄を付けた御神木。
A 戦後の再開発と道路により、境界線ができ、歩道にはみ出している。
道案内 JR『千駄ヶ谷駅』より徒歩6分

撮影日

2017−6−30