草丘の間(そうきゅうのま)とは、画家・礒部草丘にちなんだ部屋の名前です。格天井の秋田杉及び欄間には、礒部草丘の四季草花絵、控えの間には瑞雲に煙る松原の風景画が描かれています。
障子建具は非常に手の込んだ面腰組子です。 草丘の間には、切り絵作家 早川鉄平の切り絵作品による、やさしい灯りの森が草丘の間を照らしています。
足元には人工芝を敷き詰め森をイメージしており、切り絵は魚や動物たちの世界となっています。
静水の間(せいすいのま)とは、格天井や床の間や欄間に池上秀畝、小山大月、長嶋華涯、橋本静水らの絵がひしめいていますが、これらの画伯の中から橋本静水の名を取って「静水の間」と呼ばれています。
静水の間には、山川建具、江戸組子建松、日本ステンドグラス作家協会、かざり工芸三浦、中金硝子、山田硝子加工所、安宅漆工店、橋田裕司、常信明子などの作品が展示されています。
まさに、「和のあかり」を代表するような展示でした。 |