作品の概要 |
清方の間には、奥の間部屋に、お酒の徳利が三本、棚には角皿が2枚、そして、14個の湯呑みコップが陳列されている。
手前の部屋には映像が投射されていた。
「笛吹電影楽団(上出長右衛門窯 上出恵悟)」とは、14個の湯呑みに楽器を持った絵柄が画かれているのが、大きな白地のコップの側面に投射されていた。東京都指定有形文化財の清方の間には、美人画の大家、鏑木清方が愛着をもって造った落ち着いた静かな茶室風の部屋です。
特に奥の間の床柱は径一尺五寸の北山杉の天然総絞丸太でこのような逸材は今日、市場でもなかなか見出せないものです。
廻り廊下の北山丸太を扱った化粧軒、障子建具、組子など、細心の造り。
扇面形杉柾板に四季草花、欄間の四季風俗美人画ともに
清方の筆です。 |