D90が観た画像  d90-17340

撮影地 東京都目黒区下目黒 ホテル雅叙園東京 
撮影日時 2017−10−11
作品のタイトル いけばな・百段階段2017・第三期
作品の概要 生け花の始まりは、飛鳥時代に仏教が伝わった時に、仏前に花を供える習慣が、「いけばなのルーツ」だと言われている。
その後、室町時代になると、武士の家には書院造りという今の日本家屋の原型となった建築様式があり、床の間に飾っていたのが「たて花」で、現在の生け花の原形になったもの。
現在、日本には、数百の流派があるらしい。

我が家にも新婚時代は、床の間にも水盤に活けられた花もあったが、水盤や剣山は戸棚の奥に収納されたまま、代わりに玄関や仏壇や食堂やトイレに細口の花器に投げ入れの数輪の花が置かれている。

ところで、「華道」の心得が全く無いので、「いけばな展」を取材するのも心苦しいものがある。
先週、出会った「蟹の剣山」「井戸のツルベの花器」に心惹かれた。
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よって、今回の「いけばな展」は、『剣山と花器』が取材の目的。
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先週も今週も「剣山」を使用している流派はほとんど無い。
代わりに『くばり』が、多用されている。
「茶道と華道」の両刀使いの流派で見たのは、茶道具の小物(蓋置)から「三閑人」や「五徳」であった。

ところで、「花器」と言っても、「生け花」である以上『水』を蓄えなければならない。
大型の台で有ったり、水盤であったり、茶道具の建水であったり。
だが、世にもめずらしい「和紙に包まれた花器」に出合った。
文字に起そうと「音声録音」で撮影したものですが ⇒ クリック
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もう一つ、感激したのが「くさび橈め」という独特の技術によるものでした。
真っ直ぐな枝を、曲線やら鋭角に曲る生け方は、現代では修得者は数少なくなってしまい、文化遺産的な側面さえあるそうだ。
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華道遠州流は日本三大茶人のひとり、小堀遠州公を流祖としており、彼の美意識「綺麗さび」を継承したもので、草花や花木を美しい流麗な曲線美の姿に作り変えていた。 ・・・・遠州流の拡大写真に説明文を付けます。

   

   

    2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。   1999年のホームページ作成時からの作品集です。
画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。