目黒駅から徒歩9分の場所に、広さ20ヘクタール(約6万坪)の緑の森がある。
緑の森の名前は、「国立科学博物館附属
自然教育園」で、東京都庭園美術館の隣りである。紅葉を探しに来たのだが、カエデはまだ青々としており、12月6日頃が見頃らしい。
初めて訪ねた場所だが、大都会「東京」の中にあって、今なお武蔵野の面影をしのぶことができる唯一の場所らしい。
園内には、森林・草原・池沼・湿原などいろいろな環境があり、たくさんの植物・昆虫・鳥などが生育しているらしい。
展示ホールに掲げてある写真を見ると、カワセミ、カモ、オオタカの20種類ほどの鳥類や、大きな蛇の写真や、四季の草花の写真がある。
小学生達も来園するので、路傍の植物には名札があった。
春から夏にかけては、花が満開になりそうな雰囲気である。
ところで、どうして都心に緑の森が有るかと言うと・・・・・、
400〜500年前、豪族の白金長者のお屋敷だった場所、江戸時代には高松藩主松平頼重の下屋敷、明治時代には陸海軍の火薬庫、大正時代には宮内庁の白金御料地と歴史を重ね、通常一般の人々が中に入ることができなかったために、まれに見る豊かな自然がここに残されたのだ。 |