絶景の宝物を持っている事を忘れていた三島市は、ある危機感を感じる事になった。
首都圏からの観光客が、中伊豆や西伊豆に行くために、従来は、箱根越えして三島市内を通過していたが、平成２６年の伊豆縦貫自動車道の開通は、アクセスが良くなる反面、三島市内を通らなくなる事に危惧した。
そこで、箱根越えした観光客に足を運んでもらうべく、観光客の度肝を抜く新観光地を開拓した。
『三島スカイウォーク』・・全長４００メートル、車椅子２台がすれ違える幅１．６メートルの吊り橋で、江戸時代の旅人も味わった「富士山と伊豆の山々や駿河湾を、多くの方にこの景色を知っていただきたい」、さらに、地域の活性化にも貢献したい、という想いからだった。

普段の心掛けが良いと、お天気も味方してくれるものだ。
富士山は終日、大きな口を開けて、旅人達を迎えてくれた。