東京駅丸の内広場から行幸通りを通り抜け、和田倉噴水公園を経由して大手門から「皇居東御苑」に入った。
本日の紅葉探しは、二の丸庭園、本丸庭園を探索する事。
「皇居東御苑」として今日の繁栄を見るまでは紆余曲折がある。
江戸時代半ばには、将軍の別邸や跡継ぎの御殿などが有り、回遊式庭園で四季折々の花や緑に溢れていたそうだ。
しかし、度重なる大火にあいその都度建て直しはしたが、最終的には財政難から荒地と化す。
さらに、追い討ちをかけたのが、東京大空襲で焼夷弾により、樹木も被災した。東京オリンピックの開催地となり、東京の大シンボルが荒地ではみっともないと、二の丸庭園、本丸庭園の整備に入った。
二の丸庭園は、九代将軍家重の時代に作成された図面と発掘調査をもとに庭園を復元させた。
本丸庭園に、場違いな「ミカン」「柿」「林檎」が実っていたが・・・・
じつは、食用の植物は，より美味なものやより生産性の高いものが栽培されるようになると，古い品種はすたれてしまい，一般には見ることができなくなってしまいます。
江戸城跡地なら、江戸時代の品種である果樹を植えれば，訪れる人々にとっても興味深いことではないかと、天皇皇后両陛下は，「果樹古品種園」の整備を記念して，平成２０年４月１１日にご植樹を行われました。 |
