組み木絵とは、木でできた“絵”です。 一切着色をしていない数十種類の木材を、厚さ5.5ミリの板材に揃え、色味や木目の違いを活かしながら絵として組み込んでいく。
捨てられる運命にあった端材を使用し木材に新たな生命を吹き込んでいく。
原画を素にベースとなる板にトレースをし、そのトレースされた板の線を糸ノコにて全て切り離し、その後に何十種類もの木を、その色・木目などをいかしながら、その部分に合わせて切り、組み込んで作り上げる。
半年以上の時間をかけて素材を探し抜いた葛飾北斎のカバー作品などは必見です。
白波が崩れて飛沫となった白い粒々も、ベース板にドリルで穴を開け、白い木材で小さな丸粒をつくり、はめ込むという繊細な技術。 |