D90が観た画像  d90-17398

東京都目黒区下目黒 ホテル雅叙園東京・百段階段   神の手ニッポン展V
撮影日 :  2017−12−16
立体切り文字アーティスト ● 笹尾 真
文学作品の名文を切り取り、本来二次元である文字の世界を立体化します。
芥川龍之介の「地獄変」の冒頭文章を題材とし(写真15枚目を参照)、数百枚もの紙を重ねた立体文字が生み出す世界などが登場します。

四角錐シリーズは、千葉大学工学部工業意匠学科出身の笹尾さんならではの作品だ。
「昔から工作は好きだったが、切絵は特に興味があったわけではない」、「タイポグラフィーを学んだことはないが、明朝体の情報量が多いところが好き」という。
「羅生門」では冒頭の154 文字を題材とし、文章の一部が四角錘となってせり上がり、それが2点目、3点目とだんだんと大きくなり、見るものに向かって鋭く伸びてくる。・・・下の写真2枚目と写真6枚目を参照。
芥川に言葉のナイフを突きつけられたような感覚に襲われる。
笹尾さんは「文字が四角錘の頂点の延長線上から見ることによって、はっきりと見えるように計算した」という。
「文学と幾何学はテーマの一つ、自分の作風の理屈っぽいところは、そういう出処だからかも」と言う。

2009-9-19から、Nikonカメラの『D90』を愛機として、撮影を開始しました。 1999年のホームページ作成時からの作品集です。
		画面表示のためのツールも技術習得の為にいろいろと取り込み、
		数多くの技法を習得し、シリーズ作品集として、管理しております。