横浜と言えば、西洋文化の発祥地。
ひときわ、山手エリアは、横浜が開港した当時、外国人居留地に定められ、大正から昭和初期にかけて外国人が住む洋館が多く建てられました。
途中、関東大震災では壊滅的な被害を被ったが、洋館の復旧は続き、現在は50棟ほどが残っている。
しかし、太平洋戦争で日本を制圧した米軍の将校達の住居となり、焼け野原の横浜や東京が復興されると丘の上の生活より、平地の便利の良い土地へと移住して行く。
その後、幾つかの西洋館は横浜市に譲渡され、現在に至っている。クリスマスのシーズンとなると、山手地区の西洋館は「世界のクリスマス」と銘打ったイベントを行なう。
会場となる「外交官の家」では、『ルーマニア』の文化独特のクリスマスを演出してくれた。
多くのルーマニア人は家族でクリスマスを過ごし、クリスマスツリーとクリスマスの伝統料理が欠かせないものです。
特に、くるみとココアでつくるフィリング入りの伝統的な甘パン「コゾナック」の香りは各家に漂っています。
ルーマニアのクリスマスツリーには電飾やキラキラの装飾の他キャンディーも付けます。
またルーマニアの民族衣装、工芸品などを展示してクリスマスの雰囲気を通してルーマニアの文化を見せます。
建物は、明治43年(1910)明治政府の外交官・内田定槌邸として東京都渋谷区南平台に建てられた物ですが、平成9年に横浜に移築されました。
前回の取材では、「世界のクリスマス2013・・スウェーデン」を担当していました。 |