D90が観た画像  d90-18015

戌年だから、こんなドラマも いいんじゃない!
撮影日 :  2018−1−10
「靖国神社の軍犬慰霊像」
靖国神社の遊就館前広場には、シェパード犬、馬、鳩を象った銅像が並んでいる。
正式名称は、シェパードの像が「軍犬慰霊像、馬の像が「戦没馬慰霊像」、鳩の像が「鳩魂塔」と呼ばれている。
特に軍犬慰霊碑に関しては、戦後になってシベリアから帰国した旧満州の関東軍関係者(関東軍軍犬育成所員)らが、戦地に消えた多数の軍犬達を悼むために慰霊碑設置運動を開始して、平成4年(1992)3月に奉納したもの。

馬や犬などが活躍したのは中国大陸の戦線が主であった。
彼らも英霊と同じように靖国神社に慰霊したいという希望が、戦場で斃れた馬の霊をなぐさめるため昭和33年(1958)に奉納された。
誠実な伝令として戦場で活躍した伝書鳩の霊をなぐさめるため昭和57年(1982)に奉納された。

慰霊碑の碑文を紹介しよう。
昭和六年(一九三一年)九月満州事変勃発以降、同二十年八月大東亜戦争終結までの間、シェパードを主とする軍犬はわが将兵の忠実な戦友として第一線で活躍し、その大半はあるいは敵弾に斃れ、あるいは傷病に死し、終戦時生存していたものも遂に一頭すら故国に還ることがなかった。
この軍犬の偉勲を永久に伝え、その忠魂を慰めるため有志相はかり広く浄財を募りこの像を建立した。